トレーナーの赤松です。
ダイエットや体づくりにおいて【現状を把握する】というのは非常に重要な事です。
ここでの現状把握とは、体各部のサイズや体重体脂肪等を計測し、取り組みに役立てるという意味になります。
体のサイズ計測に関してはある程度の期間を空けて定期的な計測が望ましいです。
体重や体脂肪は出来るだけこまめに計測しましょう。
体脂肪に関しては正確に量れる機械はありませんので傾向を見る程度にしておきましょう。
体重は1日に複数回、出来れば決まった時間帯に量り記録しておきたいです。
これらの計測の数値が目標を設定したり、経過がどうなのかを把握したり、軌道修正する材料になります。
食事を整えていても、これらを把握&利用していなければ、【たまたま目標を達成しました】や【何故失敗したのか分からない】状態になってしまいます。
私がボディビルという競技に取り組んでいた時、設定した最終目標に対しそこまでの細かい設定を設け取り組みます。
例えば月にコンスタントに3kg減量する場合、約一週間の停滞期を見たとして、週に約1kg減らせるよう設定します。
一週間日毎の体重の推移を把握する事によって微調整する事が出来ます。
コンテストの減量は通常のダイエットとは違い食べる物のカロリー(食品自体)を限りなく一定に保ちますので調整も簡単です。
例えば、一週間の体重の推移が思わしく無い場合にカロリーを調整したり、運動量を上げたりします。
無暗にカロリーを減らすと代謝が落ちて痩せ難くなるのと、最終的に摂れるカロリーが極端に減り健康状態も悪くなるので極力運動量で調整します。
こういった調整をする際も現状を把握していて初めて取り組めます。
先日もお客様が測定の際、『最近、太ったから2kgは増えてるわ』と言われていて、体重量っていますか?と尋ねたところ『最近、量っていません』との事。
実際に量ると、3kg太られていてビックリされていました。
これも、体重をこまめに量る習慣をつけていれば、そこまで行く過程で気付けますし、修正し防ぐ事も出来ます。
増えてしまってからより、増える過程で歯止めをかける方が遥かにリカバリーが簡単で、その後の労力も少なくて済みます。
ダイエットに限らず、計画的に増量を行ったり、健康状態を把握するという意味でも計測は重要です。
ただ、体づくりにおける最終目標はあくまで【理想のスタイルを手に入れる】という事なので、数値は参考と課題として捉えていたほうが良いですよ。